コラム

官邸から見た原発事故の真実

2012.08.14

内外、何かと騒がしい終戦記念日です。

お盆の読書日記3冊目は、「官邸から見た原発事故の真実 これから始まる真の危機」(田坂広志/著 光文社新書 定価:819円(税込み))です。

本書は、私の友人の名古屋の弁護士からのイチ押し。彼は、一人で100冊以上購入し、配っているそうです。

 

 

著者の田坂氏は、東京大学工学部原子力工学科を卒業し、核燃料サイクルの環境安全研究で学位を取ったという原子力工学の専門家で、福島原発事故の直後から、内閣官房参与として事故対策の最前線で対応に当たられました。
こう書くと、バリバリの原発推進派に見えてしまいますが、既存の原発の安全性確保や、放射性廃棄物の最終処分が、脱原発に取り組むからこそ避けて通れない問題であることが、とてもわかりやすく論じられています。

明日は、京都五山の送り火です。

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