この冬一番の寒波を連れて、2015年がやってきました。
京都は61年ぶりの積雪だそうで、元旦の昼過ぎに降り始めた雪は、数時間のうちに地面を覆い、家並みを覆って、一面を銀世界に変えてしまいました。
高速道路や鉄道も止まり、帰省やお出かけの道中、たいへんな思いをされた方もおられたでしょうが、いにしえの人々は、年の初めに雪が降るのを、豊年の兆しととらえていました。
新しき 年の初めの 初春の
今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと)
(万葉集 巻二十・四五一六 大伴家持)
年頭に当たり、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。